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自分たち家族にとって必要な家造りをする方法。

2021.01.29

コラム

 こんにちは住環境アドバイザー小川です。


「まだ具体的でないので、申し訳ないですが・・・。勉強の為、家の資料っていただけるのですか?」


お客様が、良くおっしゃる言葉です

お客様の大変恐縮しておっしゃっている気持ちが伝わってくるだけに

このような言葉をお聞かせいただくと、いつも申し訳ないな~と暗い気持ちになります。

そして、思います。「やっぱり住宅業界は、遅れているんだとな~」って

何が遅れているかというと、住宅会社が持っている考え方(常識)です

提供する情報は、価格と間取りだけ

うちは最高です、だから買ってください、ただそれだけ

本当は、全ての人に万能な土地、家なんてものはありません

ご家族それぞれの文化が違うからです、ですから、お客様は、

自分たち家族にとって良い住宅なのか?

家族にとって良い会社なのか?

家族にとって良い担当なのか?

を見極め、住宅会社は自分の住宅で提供する価格でお客様が満足するのかどうかを見極めなければなりません。

「自由設計が出来ます。自分の為に家を造りましょう。」と業界全体が言っているのにもかかわらず

お客様が気持ちよく、自由設計とは何か?そもそも、家って私たち家族にとって必要なの?自分の家ってどんなのがいいんだろう?と学べる場が少ないのです。

一般の建築会社は、価格や工法など、お客さんにあわせさせるために、学べる場をわざと作っていないような気もします。

だから、お客様も具体的にならないと、住宅会社に相談してはいけないと考えてしまのかな?と最近は思っています。

しかし、やっぱりこの考え方は、おかしいです。

住宅は、個人が購入する中では、人生で最も高い買い物の1つで、命を担保にして購入するものなのです。

そして、ほとんどの方が借り入れをします、その購入決定が人生に大きく影響してきます。
その買い物を忙しいお施主様のかわりに、本当に役に立つ知識や情報をアドバイスする人がいないのは、とても悲しいです。

実際お客様は大変です。

例えば土地、住宅のプロですから、土地や家の事をこの業界に入ってから忘れた事がありません。どうしたらいいのかな?新しいアイデアないかな?と24時間頭の中はグルグルしています。

お客様も一緒です。仕事を持たれています。

今の時代、仕事の為に、家族と過ごす貴重な時間を削って働かれている方もいるかもしれません。

家庭を守られている奥様も一緒です。

私が、主夫を休みなく毎日やったら、さすがにノイローゼになります。

それだけ重労働です。そんな忙しい中、良い家を建てるには、やはり時間とアドバイザーが必要です。

忙しい方が家族で話をしていただくきっかけにしていただければという想いで書き始めたものです。

この文章が、ご家族が将来について語り合ったり、今を見つめたりするきっかけに、少しでもなれば幸いです。

以上小川でした。