コラム:ある家族の家づくりエピソード

子どもの健やかな成長と笑顔が、
家づくりで望んだ一番の願いでした

家造りについて、何年も何年も国内外に足を運び、本当にいい家を模索し続けてきました。
私が、信念を持って今の「家造り」をしているのは、ある5歳の男の子との出会いでした。その男の子が本当に大切な事、「いい家」とは何かを教えてくれました。
その男の子は、アレルギーと小児ぜん息を患っていました。
ご両親は、藁にもすがる思いで病院に通い続けました。強い薬を飲ませ続ける、塗り薬を塗り続ける。だめなら貼り薬も。生まれてからずっと、終わりのない戦いでした。
症状が悪化し病院に駆け込むと、お医者さんからはさらに強い薬をすすめられます。薬の効果で一時的に少し症状が良くなれば「この程度なら全然ましだよ」と、慰めにもならない言葉を投げかけられます。

少しずつ、少しずつ、症状が進み、食べ物の制約も増えていきます。全身ガサガサのわが子。同年代の子どもたちのきれいな肌を見るたびに、言いようのない気持ちと共に、いつもこの言葉が頭の中をよぎるそうです。
「ごめんね、健康に産んであげられなくて。」
何と悲しい言葉でしょうか。一生忘れることができない言葉です。

毎日ゼーゼーと咳をしながら、肌をボリボリ掻きむしるこの症状は、もしかしたら家が原因なのかもしれない。もちろん、食べ物や花粉などの影響もあるでしょう。しかし、毎日多くの時間を過ごす「家」にも原因があるのではないか。
ご両親はそう思い当たり、子どものために化学物質を排除した「すべて体に優しい自然素材」で家を建てました。もちろん、全ての原因が家だったわけではありません。それはご両親も十分に理解されていました。
ただ、住む環境を変えるだけで、ここまで症状が改善するとは夢にも思っていなかったのではないでしょうか。
生まれてから約6年の歳月の中で、一向に改善する兆しが見えなかった我が子の顔、体、腕、足、首が、わずか半年あまりで子どもらしいツヤツヤとした柔らかい肌に戻っていったのです。

家に、これほどの力があるのかと感動しました。
これこそが、本来の家の価値なのだと気付かされました。
男の子に再び笑顔が戻りました。そして、男の子の笑顔はご両親の笑顔となって、家族みんなの笑顔の輪へと広がったのです。
家族の健康や、子どもたちの健康に勝るものはありません。
家族の健康を守る体に優しい「家」を造る。それが、私たちリブハウジングの使命です。